Bing ChatからCopilotへの改称

Bing ChatからCopilotへの改称の経緯について説明します。

2023年11月15日、Microsoft Ignite 2023イベントで、米Microsoftは「Bing Chat」と「Bing Chat Enterprise」を「Copilot」として改称することを発表しました。この変更は12月1日から正式に一般提供が始まります。

2023年の初め、MicrosoftはAIを搭載した新しい「Bing」（Bing Chat）を発表し、2023年7月には商用データ保護を備えた企業向け「Bing Chat Enterprise」を追加しました。当初はAIチャットが新機能として注目されていましたが、Bing Chatは情報をまとめる秘書のような役割や、詩や物語を作成する創造的な側面も持つように進化しました。このため、ユーザーの補助を行う副操縦士というイメージに近づいたため、「Copilot」というブランド名に統一されました。

「Bing Chat」は「Microsoft Copilot」として、「copilot.microsoft.com」で無料提供されます。「Bing」検索（Copilot in Bing）、Microsoft Edge（Copilot in Edge）、Windows 11（Copilot in Windows）などからも利用できます。また、職場や学校のMicrosoft Entra ID（旧称：Azure Active Directory）でログインすることで商用データ保護の恩恵も受けられます。

さらに、11月より一足先に一般提供されている「Microsoft 365 Copilot」（月額30ドル）も、「Microsoft Copilot for Microsoft 365」として改められます。「Ignite 2023」では、組織に与える影響を示す「Microsoft Copilot Dashboard」や、カスタマイズ可能な「Microsoft Copilot Studio」、会議の準備を支援する「Copilot in Outlook」、コラボレーションを促進する「Copilot in Teams」などが紹介されています。

本サイトでは、あくまでもCopilot (旧Bing Chat)のみを対象として説明します。