Copilotの使用技術

Microsoft Copilot(以下、Copilot)で使用される技術について説明します。

Copilotには大規模言語モデル (Large Language Model: LLM)の一種である、GPT-4が使用されています。

大規模言語モデルについての補足です。大規模言語モデルとは、次の言葉を予測する精度の高い仕組みのことを指します。例えば、チャットに「吾輩…?」と入力すると、吾輩に繋がる確率の高い言葉である、「吾輩は猫である」という言葉を導き出してもらえます。

このように、GPTは非常に強力な仕組みですが、裏を返すと単なる予測です。予測である、つまり回答は誤りの可能性があるということを念頭に置いて利用いただければと思います。

また、GPT-4について触れると、GPT-4の"-4"とはGPTのバージョンを指しています。現時点GPT-4が最新ですが、2023年3月頃まではGPT-3.5が最新でした。

上記の比較表を見ていただくと分かるように、比較にならないほど進化しています。

特に、根本的な能力である回答の質については、司法試験でいうと下位10%レベルから、上位10%レベルまで向上したといわれています。また、記憶の量、回答の量などの量の面においても著しく進化しています。

GPT-5の登場も2024年末や2025年頃と言われています。そうなると、また大幅に機能が向上すると考えられるので、検索エンジンのように多くの人に普及し、使用できなければビジネス上大きな差となってしまうかもしれません。

是非、早い段階からCopilotに触れ、活用していきましょう。

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